「バンダイ 1/100 リアルタイプ RX-78 ガンダム」です。
リアルタイプと言った表現は、当時バンダイから刊行されていた模型情報(※一時期クロスオーバー)にザクやグフが大河原邦夫氏が、描いたマーキングやステンシルらしきものが、書き込んであるイラストがきっかけだったと思います。
機動戦士ガンダムの劇場公開映画の宣伝用ポスターでのシャアザクとガンダム、第2弾の「哀戦士」と第3弾の「めぐりあい宇宙」それぞれが、登場するモビルスーツを大河原氏が描いたものが、まさにこのリアルタイプの様な仕様であったのです。
当時は、ガンプラでの塗装はこのポスターに近づけれるように塗りたいと思っていた程、かなり好きでした。
しかしその後は、その当時の私は高校受験もあり、プラモデル自体あまり作らなかった時期でありました。
これらリアルタイプは、存在は知ってはいたのですが、手に入れて組み立てたのは、発売されてから随分と経って、私が社会人になってからでした。
その頃は、自由になりお金もありましたし、プラモデル熱が再発して、購入してばかりいまして、今に至ります。
さて、この1/100のリアルタイプ ガンダムですが、一番最初に発売された1/100ガンダムのキットの成形色を黒とグレーに変えて、デカールが新しく追加したプラモデルです。
当時は、設定の形状の違う、コアファイターの変形後に、ガンダムの腹となる部分はそのままです。
しかし、デカールが余分について、値段は元のキットと同じ値段という、サービス効果満点のプラモデルです。
当時は色を塗るのは当たり前でしたから、デカールが余分に付くこれらリアルタイプを、購入する人が多かったのではないかと思います。
パッケージ自体も、兵器解説書のごとく、カッコいいですから。
パッケージのサイドには、きちんと塗分けがわかるように、全方向のイメージが付いていました。
キットのままですと、脚は大体の付け根から、接着固定で動きませんので、キットに付いている設定にはないロケットランチャーの部品を拝借して、大腿部のパーツ上部に接着しています。
アルミ棒を芯にして、立たせるようにしています。
足が開けて、つま先がハの字型に広がり、かっこよくなりました。
隙間や、合わせ目の処理は基本工作通り、ペーパーをかけて、タミヤパテを溶いたものを塗布してまたペーパーをかける作業を数回実施したら、下地塗装に移りました。
今回は、水性のフラットブラックを、下地に塗装しました。
クレオスの水性ホビーカラーですが、臭いはラッカーほどではなく、薄めに希釈しても、エアブラシ0.3mmできれいに気持ちよく吹けます。
後片付けなども、水でジャバジャバと洗浄して、エアブラシはツールクリーナーで仕上げ洗い拭きを施せば、終わってみたら意外と楽でした。
塗装の乾燥ブースや代用の食器乾燥機もないので、衣装ケースを乾燥時ホコリから守るために使用しています。
換装期間も、あらかじめ表面をドライヤーで乾かしてから入れますので、翌日でも再塗装はOKでした。
仕上も、クレオスの水性ホビーカラーを使用しました。
色は、リアルタイプですとグリーン系とブラック系が基本色で構成されていましたが、やっぱりガンダムは、トリコロールカラーが好きなので、変更しました。
青も、後でウェザリングカラーを塗りたくる予定ですから、薄く淡いライトブルーを吹きました。
本体基本色は、グランプリホワイトを、ベースになるフラットブラックを残すイメージで吹きました。
赤は、基本色が乾いたら、マスキングして、シャインレッドを吹きました。
残りは、オレンジイエローあたりで、細かい部分塗るつもりです。
そして最後には、デカールを貼り、ウェザリングを実施する予定です。
この角度から見ると、意外とカッコイイ!!
プロポーションは全くキットのままですが、足回りをちょっといじるだけで印象が変わります。
出来上がりましたら、また報告いたします。