タミヤ 1/35 ドイツ2号戦車F/G型 MM009

       

「タミヤ 1/35 ミリタリー・ミニチェアシリーズNo9 ドイツ II号戦車」です。
このキットは、F型とG型が選べるコンバージョンキットです。

パッケージにも描かれていますように、「ドイツ・アフリカ軍団セット」が挿入されています。
かなりお買い得感のあるキットです。

私が小学生の頃は、タミヤ、ニチモ、オオタキの戦車のプラモデルは、リモコンの戦車が、発売されていた時期でした。
リモコンのほかに、シングル版もありましたが、モーターと電池で動く戦車が、身近にありました。

しかし、リモコンの戦車は価格が1000円以上だったため、毎月のおこづかいが、600円だった当時の私には、お正月のお年玉でしか、買うことが出来ないとても高価なものでした。

このタミヤの1/35のII号戦車には、シングルモーター版が、ありました。
シングルモーター版の価格は安く、ディスプレイ版と違いドイツアフリカ軍団セットが挿入していなくて、モーター取り付け用のギアボックスが、入っていました。
価格も当時としては、500円以下でして、私でもなんとか購入が出来たのです。

リモコンには程遠いけど、少ない予算でも購入できる、モーターと電池で動く戦車。

当然、まっすぐにしか走れませんが、とても楽しんだものです。

そんな時代に、このII号戦車は、おこずかいを、こつこつ貯めて、初めて買った戦車です。
近所のおもちゃやさんでは、春休み、夏休み、冬休みには、戦車のスピード競技会があり、こいつを組み立てて、色も塗らずに、モーターを搭載して、臨んだ思い出があります。
結果はさっぱりだめでしたが、それでも楽しみな行事でした。

このII号戦車は、少ないパーツで、簡単に組み上げる事が可能。
そして、F型かG型のどちらかのタイプに作ることの出来る、コンバーチブルキットでもあります。

組立は数十分で終わり、当時の私は色なんて塗らずに、すぐに走らせていました。

始めて購入した戦車もので、思い入れもあったため、なぜか、捨てれず、爆竹で吹き飛ばされずに今まで、生存していました。

ある日思い立ち、ひさしぶりに引っ張り出して、塗装をちょっとやり直してみたら・・・
パステルでの汚しと、タミヤエナメルでのチッピングが、それなりに、楽しめました。

付属のキャタピラも、当時のポリキャタのままです。

実は、一切塗装せずに、最初は秋祭りの鉄砲隊で使用した、黒色火薬を指でこすりつけたのですが、感じがでません。
そこで、その上から、パステルとタミヤアクリルシンナーで、8色ぐらいの赤茶系の色を塗りたくりました。

意外といい感じに仕上がり、満足。

連結の他社のキャタピラでなくてもいいじゃないか!っと、思えてきました。

       

はっきりわかってしまうのが、デカールの段差です。
約30年前のデカールは、何度やってもひっつかない。
頭にきて、軟化剤をつけまくって、蒸しタオルで押し捲ったら、こんな感じになりました。

機銃や砲身の先端は、黒色火薬を指ですりつけ、製図用ホルダーのBで軽く触れて、摺り傷みたいなイメージで、仕上げてみました。

今回のように、週末等の空いた時間を利用して、昔製作したプラモデルの発掘と、あらためて今の自分の技量でリプレイスを、やってみるのも、いいものと思いましたね。

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